公開: 2024年6月9日
更新: 2024年6月9日
中等教育が終わって、従来の日本社会であれば、高等教育を受けるか、就職して社会で働くことが当然と考えられていた年齢に達していても、教育を受けず、労働にも参加していない人々を、Not In Education and Trainningの頭文字を採って、「ニート」と呼びます。これらの人々の多くは、今では、「引きこもり」と呼ばれている人々になるでしょう。これらの人々には、収入もないので、多くの場合、親の生活費に頼って、生活しているようです。また、働いていないため、年金制度加入していない人々も多く、老後に不安を抱えている人も多いはずです。
特に、親が死んだ後、現金収入がなくなると、特に未婚の場合、自分自身の生活が維持できなくなります。その場合、国の「生活保護」の制度を利用して、生活のための資金を得ることになります。そのような生活保護の対象となる人々が増加すると、国家の福祉財政への負担が増大するため、国民全体の税負担も増大する結果になります。このことを防ぐためには、ニートの人々に、就業教育を実施して、働き、収入が得られるようにしてゆく、就業支援が重要になります。